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第5回から少し間が空いてしまいました。
第2回コンテストの投票期間もあって少しバタバタしていますが、
少しずつ、こちらも進めていこうと思います。





第6回 塗装の仕方。

さて今回はとうとう皆さんお待ちかね、塗装に入って参ります!
とは言ってもなかなかうまくいかないのも事実。
初心者の皆さんからは「塗装って上手くいくか心配…」「やってみたけど綺麗にならなかった…」
そんな声をよく耳にします。
なのでじゅだす流では塗装を重点的に解説して参ります。




今回は塗装編!
と言いながら、まずは逸る気持ちをちょっと抑えて、下地塗装いわゆる『サーフェイサー(サフ)』の使い方から始めます。
まずは第2回の『一、パーツを洗うべし』を参照の上、パーツ洗浄を行ってください。
パーツには、表面処理で出るプラスチックの粉や、手の油などが付着しています。
あまりそこまで神経質になる必要は無いのですが、もしスジ彫りなどに詰まっていた場合そのまま硬化してしまうことも…
出来れば、その詰まっりを取り去るだけでもしておいてください。

さて、問題のサーフェイサーですが缶サフ、スプレー缶でのサーフェイサーで下地処理をします。
今回は成型色(プラそのままの色)がグリーンのものからホワイト、パープルと大幅に変更しますので、下地処理は必ず行う作業になります。

成型色を生かして塗装をする場合は、カット出来る作業です。

画像が無くて非常に申し訳無いのですが…
缶サフを使用する時の注意点は2つ。

・1度で終わらせようとしない
これは塗装という作業全体におけることですが、必ずと言っていいほど塗料は1度では乗り切れません。
エッジ(パーツの角の部分)には塗料が乗りにくいのでそこだけ成型色が出てしまいますし、
塗料のダレ、ムラの原因になりますので少しずつ、何回かに分けて塗装をしましょう。

・スプレーの吹き始め、吹き終わりをパーツに付けない
つまり、スプレーを振るようにして吹き付ける、ということです。
吹き始め、吹き終わりはサーフェイサーの量が安定しないのでこれもまたダレ、ムラの原因になります。
それと同じく吹き付ける対象のパーツは常に動かすこと。少し忙しいように思えますが、実際に行ってみるとそこまで大変ではありません。

  

サーフェイサーを吹いた状態です。
今回はグレーのサーフェイサーを吹いてみました。
サーフェイサーにはこの他にホワイトもあります。
ホワイト、レッドなどの色に変更する場合は、ホワイトを選択した方が良い場合もあります。



さて、本格的に塗装に入っていきましょう。
まずは調色…なのですが、その前に少しだけ説明を。

色には、下地の影響を受けやすい色と受けにくい色があります。これを『隠ぺい力(隠蔽力)』といいます。
おおまかに説明すると明るい色が受けやすく、暗い色は受けにくい、という性質を持っています。
今回のカラーでいくと、ホワイト>パープル>グレー>ブラックが受けやすい順になります。

なので塗装は明るい色から塗り始めること。
一部例外はありますが、基本的にはこれを念頭に調色、塗装を行っていきましょう。

 <ここが、じゅだす流!>

当たり前、といえば当たり前ですが調色に正解はありません。
皆さんのセンスで千差万別、十人十色のデザインがあると思います。
私が特に意識していることは、他の作品には無い色にすること。
説明書に載っているカラーガイドそのままでも決して悪いわけではありませんが、
折角自分の作品なのですから、自分にしか作れない塗装をしよう!というイメージで調色をしています。



まずはホワイト。
ホワイトそのままでは個性が出ないので、メタリック系のガンクロームを少量加えます。(シルバーに似たようなメタリック系の色です。)
オリジナリティもそうですが、ホワイトは最も隠ぺい力の低い色なので、少しグレーに寄せています。
これによりホワイトだけが浮き出て見えるのを抑える効果もあります。



次にブラック
ホワイトとは相反して非常に隠ぺい力が強いブラックですが、これもまたそのまま使うのではなく、
パープルを混ぜてダークバイオレットに近いような色を目指します。
最も面積が多いブラックですので、全体のイメージとして重くなるのを防ぐため、ホワイトを少量加えて明度を上げています。



続いて、パープルです。
先述のブラックでも話しておりますが、重くなるのを避けるためパープルはより明るく、ライトパープルのようなイメージで調色をします。
こういったホワイト寄りの調色をする場合は、明るい色から順に混ぜ、色の変化を見ながら少しずつ塗料を加えていきましょう。
現に、ホワイト6:パープル4くらいの比率になりました。
今回は明るさを少し抑えるためにインディーブルーを少量。また、ブラックもごく少量加えました。



最後に、グレーです。
基本的にはニュートラルグレーなどを使うことが一般的なのですが、
今回はあえてそれを避け、シルバーを主体に調色を行いました。
こちらも少量パープルを加えています。

ホビー雑誌の作例のようなカラーガイドで表現するなら、
ホワイト:ホワイト(100%)+ガンクローム(少量)
ブラック:ブラック(60%)+パープル(40%)+ホワイト(少量)
パープル:ホワイト(60%)+パープル(40%)+インディブルー(極少量)+ブラック(極少量)
グレー:シルバー(50%)+ブラック(40%)+パープル(10%)


このようになります。

目安として大体のパーセンテージですが、もし細かく量りたい場合はこのようなスポイトがあると便利です。
また、塗料は混ぜる前に必ずしっかり撹拌(混ぜる)すること。

是非皆さんも個性的な調色でオリジナリティを出してみてください。




さて、それでは塗装です。
まずはこのように色ごとにパーツをわけておくと作業がスムーズに行えます。



そしてもうひとつ。
このような持ち手を作っておくと便利です。
私はプロモデラーのオオゴシトモエさんを参考に割り箸にクリップをテープで止めた持ち手を、
100円ショップのケースに立てて塗装台にしています。




筆はこのような3種セットのものがあると良いです。
状況によって使い分けるのが大切です。

筆塗りで注意するポイントは3つ。
ここが今回の一番のポイントになりますので、注意してください。

・塗料のバランスよく希釈する
塗料は専用の薄め液で希釈を行います。塗料を薄めずそのまま使用することはオススメ出来ません。
何故なら、塗料は生産時一定の濃度を保っていますが、皆さんが購入する時点でどのくらい日数が経っているかわかりません。
日数が経てば経つほど未開封でも濃く、重くなっていきますので、使用の際は一定の濃度を保つようにしましょう。

塗料は濃すぎても薄すぎてもいけません。
濃度を見極めるポイントは
<塗料が濃い時>
塗料の伸びが悪い、ムラになる。筆の進みが悪い。
<塗料が薄い時>
何度も重ねてもエッジに塗料が乗らない。下地の色が浮き出ている。

初めてチャレンジする場合は、いきなり塗装に入るのではなくランナーなどに1度塗ってみることと良いでしょう。。
希釈の練習をする場合は隠ぺい力が高いブラック、グレーなどを使用すると、筆ムラなどもよく見えます。

私の感覚になりますが、塗料ボトルの縁に筆をあててみたとき、
流れが遅くゆったり落ちていく→濃い
流れが早くすーっと落ちていく、縁に塗料が残らない→薄い
と判断しています。縁に塗料が残りつつも、ある程度早く落ちていくような濃度がベストです。

・重ね塗りをするときは、塗る方向を変える
サーフェイサーと同じく、何度か重ね塗りをする必要があります。
この時、パーツによって可能であれば塗る方向を変えると、ムラが出来ず比較的仕上がりがよくなります。
これは後ほど画像と共に紹介致します。

・重ね塗りは必ず完全に乾いてから!
題の通りです。
よく質問であるのですが、「筆塗りでサーフェイサーって溶けないの?」ということ。
回答としては、実際問題溶けます。
ただしそれは完全に乾いていない状態で塗装をした場合の話ですので、
肝心なところは完全に乾いてから重ね塗りをすること。
ムラになっていたからといって焦って重ね塗りをする必要はありませんので、焦らずゆっくりと塗りましょう。





今回塗装編、最後は少しテクニックをご紹介。
といってもこれまた難しいというより、気を付けなければいけないところがある作業です。



マスキングとは、テープなどで色を分けて塗装をすること。
今回の塗装パターンでは、足の部分の色分けが必要です。
なのでここは一般的なマスキングテープを使用したマスキングをご紹介します。



こちらがマスキングテープを通常通り切り離した状態です。
ただ、テープの端などにはゴミがついていたり、画像のように折れてしまっていたりすると粘着力が落ちて上手くマスキング出来ません。
なので端の部分はデザインナイフでカット、出来る限り内側を使いましょう。



このように端をカット、あとはパーツに合わせて大きさをカットしていきます。



このようにまずはホワイトの部分だけを残して、ブラックの部分をマスキング。
テープの端は塗料が流れ込まないように爪楊枝などでしっかり貼り付けておきます。
後ほどブラックを塗装しますので、あまり神経質にならなくても大丈夫。
練習だと思って、マスキングをしましょう。



このパーツはホワイト→ブラックで塗り分けるパーツですが、マスキングが少し難しいパーツです。
マスキングは基本的には平面に貼り付けるほうがやりやすく、円などはマスキングしにくいもの。
なのでホワイトはそのまま塗って、関節寄りのブラックの時にマスキングをします。

さて、先述の筆ムラですがこのパーツを使って説明をしましょう。



画像向かって右のパーツが1回だけ塗装をしたもの。
左は2回目を塗った方向を90°変えて塗ったものです。



違う角度から。
明らかに1回塗装しただけでは筆ムラもあり、見映えがよくありません。
パーツを見て縦(パーツ下部のラインに沿って垂直)に1回目を塗り、2回目は横(平行)で一気に塗料を伸ばすように塗りました。

ホワイトは特にそう言えますが、「何回塗ったか」ではなく「しっかり塗れたか」を意識して塗装をしましょう。
最初は塗料の希釈の関係で2回、3回では塗り切れないかもしれませんので、そこだけは注意をしてください。


さて、このようにマスキングなどを駆使して塗装を進めました。

 

今回はこのように塗り分けています。
先ほどのカラーガイドに載せていなかった部分としては
膝・足の甲・股下などのブラックの部分をメインのブラックとはちょっと変えて
ブラック(40%)+パープル(40%)+ガンクローム(20%)と、メタリック感の強い調色をしました。
また、武装も塗装しました。
兵装は共通の物だということを意識して、ガンクローム(60%)+ブラック(40%)で金属感を意識しています。
ミサイルの弾頭部分はパープルなどと同じ理由で明るいシャインレッドを使用しました。

後ほどまた見やすい画像でご説明致しますが、モノアイ(頭部のシールで表現する丸い部分)はWAVE社の「H-アイズ」で立体感を出しています。

このような商品です。
今回はクリアレッドで塗装をしましたがあえてクリアを意識せず、ピンクなどで塗ってみても良いでしょう。


さて今回はこれにて終了。
一気に塗装の説明を終わらせてしまいましたが、如何でしたでしょうか?
皆さんも是非、これを機に塗装に挑戦してみていただけたら幸いです。

それでは次回は仕上げに入って参ります。
また次回、お会いしましょう。


text by Judas